内科病棟がついに11月1日、本格的に稼働を開始しました。
まだまだ入院患者さんも少なく、助走段階ですが。
それでも、近隣の病院から名指しでの入院以来があったりして、滑り出しはまずまずスムーズです。


下の写真は、完成直前の頃。工事関係者らと下見を兼ねてナースステーション内で会議を持った時の様子です。

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こちらは、ベッドが入る前の病室。
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まだまだ重症患者は少なく、酸素を流してる患者さんもいなければ、モニターの音もしないので静かなもんです。
これまでの閉鎖空間に近いナースステーションから、一気に開放的なステーションに変わったので、若干の違和感を禁じ得ませんが、、今までとは異なる環境でカルテを書いているのが、とても新鮮です。
さらに、入院患者さんの治療方針を看護師に伝える時にも、話す内容がいかにも内科らしい構成になるので、内心「これこれ!この感じ」とにんまりしながら仕事をしています。

それに、今までだと入院している病棟によっては、検査を出せば出すほど病院の収入を圧迫するので、検査を出すのにも心理的に圧迫を感じながらでした。内科病棟では、必要かつ十分の検査を行えるので、より詳細な評価が可能になります。使える薬や点滴も少し高度なものになります。

こんなことを言うと、患者さんが重篤化することを望んでいるように聞こえてしまいそうですが、もちろんそんなことは決してありません。ただ、私の内科医としてのウデをより発揮できそうな環境には思っていたよりもワクワクします。
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2017.11.01 前回の続き
今日から特別国会が始まりました。第4次安倍内閣が粛々と発足しましたが、野党の方は混乱が続いているようです。

私たちも、高校時代には三権分立だの、議院内閣制だの、二院制だの、衆院と参院の議員定数や任期だのと、政治のシステムそのものは習った覚えはありますが、正直普段のニュースを見たり世の中の流れを見るのに役立った覚えはありません。
結局、選挙前に慌てていろんなことを見たり調べたりするだけなのですが・・・・
それって、試験前に一夜漬けしてるようなもんですよね。
結局、何にも理解は深まりません。


むしろ、例えば今の国政選挙は小選挙区・比例代表並立制で、過去には中選挙区だったこともあって、それぞれの選挙システムにはどういう差があってどうのこうの・・・とか、一票の格差問題とか、自民党はこういう政党で、共産党はこういう政党で、それぞれの政権公約がこんな風で・・・などということを授業でやってくれれば大いに役立つしそれなりに面白いのに、と思うのに、それは習いませんでした。
そういうのは、教員のバイアスがかかるから駄目だということなのだそうです。
それはどうなんでしょうね。

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今回は、参政権が18歳まで引き下げられてから、初めての衆議院選挙でした。
選挙で投票するには、個人や政党の公約を評価しなければなりません。
例えば、医療・福祉・介護の政策一つとってみても、介護職の待遇改善を謳う公約は多いですが、では財源はどうするとはどの党の選挙公約を見ても、どこにも書いていません。

そもそも、介護職の給与は、利用者が介護を受けた時に支払われる介護報酬をもとにしています。この介護報酬は、国の負担(=介護保険料)と利用者の自己負担分でできています。
つまり、介護職の給与を上げようとすると、利用者の負担を増やすか、国のお金を出すしかないんです。
そもそも社会保障費が国の財政を圧迫するから、1円でも削りたいと言っているときに、さらに国のお金を出すのか?という話です。
ではその財源は?というと、これまでは消費税の増収分で賄うと言ってましたが、あくまで「社会保障に使う」と言っているだけで、全額が介護保険に回ってくるわけではありません。それに、消費増税は景気の腰を折るということで延期されました。
じゃあ、キツい仕事の代表格である介護職の待遇をどうやって解消するのでしょう。
そもそも、介護施設の収入源はほとんど介護報酬ですから、介護報酬が増えないと給料も上げられません。この辺は、企業努力で何とかなる範囲ではないんです。

加えて厳しいのが、人材難です。
景気が良くなって、有効求人倍率が上がる、失業率が減るということは、探せばどこかに仕事があるということで、これまでは介護に回ってきていた人材も他業種へ流れてしまうということを意味します。だって、キツい上に給料が安いんですから。
となると、介護を行う人材はもっと減ります。現場はもっときつくなり、もっと人が流出します。

おまけに、最近は色んな業界で人材難です。介護業界だけでなく、保育、建設、IT、流通、農林水産業・・・もっと高度な資格職、医師や獣医師、教員だって足りません。そもそも人手が余ってるのなんて国会議員ぐらいじゃないんでしょうか?

では、介護職の待遇改善のために、財源の手当てをどうする?どこからお金を持ってくる?
保育士の給与だって上げなければ。
被災地の支援のためにもお金がいる。
廃炉のコストもかさむ。
五輪もお金がかかる。
教育や研究にだってお金を落とさなければ。
防衛費だってあまり削ってもいけない。
台風や地震の復興・補償にも回さなければ。
でも、日本の人口は高齢者が多く、若い人が少ない。
自分で収入を得て税金を払うよりも、他人や税金や年金などの世話になっている人の方が多い。
つまり、収入より支出の方がどうしても多くなる構造にある。
さあ、どうする・・・?

というところを、高校辺りで教育してもらいたいんですがね。
台風襲来と同じ日で、TV局はさぞ大変だったでしょうね。
結果は、自民大勝、希望失速、立憲民主躍進と言う結果でした。
その後もやれ前原さんだ小池さんだとか、山尾さんがどうしたとか、色々まだ尾を引いていますが・・・。

いやはや、今回の衆院選は民進、希望、立憲民主の3党に話題が集中しましたが、私としてはせっかく安倍さんが消費税の使い道を云々だと言っているので、そっちをやって欲しかったのですが・・・・TVは政局のことばかりで、政策のことはほとんどやりませんでした。
中でもひどかったのが、TV朝日の報道ステーション。
選挙活動中の党首たちを8人も揃えておいて、聞いたことの半分以上はモリカケ問題。残り時間でちょろっと憲法のことをやって、時間切れ。
そのうち政策討論になるかと我慢して見ていたのに、時間のムダでした。
ネット上でも散々に叩かれてました。
富川アナ、レベル低すぎる。
ネット上では「報道ステーションは2度と見ない」との声も。うんうん、よくわかります。

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どの局のどの番組も、「政策を徹底比較!」とか言っといて、中身は各党の選挙公約を本当にただ表にして比較してるだけ。小学生でもできるレベルです。でもって、「有権者は中身をよく考えて選ぶ必要が・・・」とか宣っている。
まったく・・・レベルが低くてめまいがしそうです。
選挙公約なんていいことしか言わないんだし、有権者からすれば「その公約のウラは?実行することのデメリットは?」なんてツッコミができないんだから、マスコミがそこやんなきゃだめでしょうが!!
池上さんも、開票だけじゃなく、どっちかと言うと投票前に特集組んで、それこそ各党首や主要候補に切り込んで欲しいものです。

その政策を実行するのに、財源はどうするのか。
お宅の党は、中負担・中福祉を目指すのか、高負担・高福祉を目指すのか。
あれこれ国民にメリットのある政策を並べるけど、財源は?PB正常化は?
安保反対はいいけど、実際に外国からの脅威にどう対応するの?
外交で解決するから軍事力はいらないとか言うんなら、政治家としてあまりにも幼稚。危機管理ってものをどう考えているのか。
とにかくもう、聞きたいことだらけなのに、マスコミのレベルが低いものだから、選択に何の助けにもなりませんでした。
1つだけ得るものがあったのは、共産党のスタンス。
「仮に政権政党になった時に、自衛隊の位置づけをどうするのか?」と言う質問に答えた内容には笑いました。

それにしても、マスコミの皆さんにはもっとしっかりしてもらわんと困ります。
「権力の監視」などと胸を張るのであれば、それなりのレベルでやってもらわんと。

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一方で、TVの街頭インタビュー見てると、「わかりにくい」とか言ってる人がいたのにはびっくりしました。
そんな、対立構図が分かりやすいかどうかなんて、選び方としておかしいでしょうよ。
逆に、選択肢は多く細かい方が自分の意向にあった政党を選べるとも言えるのに。
マスコミの番組作りに踊らされてるんじゃないでしょうか?

とはいえ、自民が大勝したのも、結局野党が頼りないからでしょうね。
あんまり勝たせすぎると、またぞろ金権政治がはびこりかねないと危惧されるのですが・・・。
ただ、国民はやっぱり、あの毎年首相が変わり、民主党政権でガタガタになった時のことは覚えていると思います。
あれに比べりゃ、モリカケぐらい大したことじゃない。
そう言う声なんだろうと思います。
サブタイトルも替えました。
さすがに6年も経つと「駆け出し」とまで甘えてはいられないかと思い。

いや、そこは重要ではなく、大事なのはこの写真です。
実は、今まで使っていたのはネット上のフリー素材。
やっぱり自分で撮った写真を使いたいと常々思っていたのですが、なかなか加工がうまくいかず頓挫していました。
それがようやくうまくいきました。

この写真、撮ったのはもう15年ぐらい前になるでしょうか。
北アルプスの蝶ヶ岳と言う山の山頂から撮った写真です。
詳しくは分かりませんが、同行した先輩ドクターからは「槍(ヶ岳)や穂高(岳)が見えるよ」と言われました。

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実はこの時はただの登山ではなく、ボランティアでの仕事です。
と言うのも、この蝶ヶ岳には夏の間、名古屋市立大学の山頂診療所が開設されるのです。
名市大の学生がここに登山して、蝶ヶ岳ヒュッテを間借りしながら夏の間だけ、診療所を開設するのです。
当然、学生に診療行為は出来ませんから、OB・OGの医師や看護師たちがボランティアで登山してここに入れ替わりで詰めて診療に従事するという訳です。
同様の形態は全国あちこちの山にあります。
当時、名市大の精神科に在籍していた私は、医局長であったH先生の誘いに乗って、軽い気持ちで行ってみたという訳です。
それまでハイキング程度しかしたことがなく、本格的な登山は生まれて初めてでした。
朝は早いし登りはキツいし、それはそれは大変でしたが、上り切った後の爽快感はたまりませんでした。
また、学生時代に医療過疎の地域で学生赤十字奉仕団(赤十字社内にそういう組織があって、加盟していました)として、やはりボランティアをやっていた経験があり、何よりもその時の「合宿!!」という感じがよみがえってきて、不便ながらそういう中に身を置けることが楽しくて仕方なかったのです。
一発でハマりました。
そこから何年か連続で登りましたが、なまった身体で無理したこともあり、膝を痛めて数年で途切れてしまいました。

その後は、軽登山程度しか行っておらず、なかなか北アルプスまでは足を延ばせていません。
しかし、まだ諦めてはいません。
コツコツと下半身を鍛え、そのうちまた登ってやろうとたくらんでいます。
いつかは、松本から入って蝶ヶ岳を経由して上高地まで縦走・・・そんな夢を抱いています。

登山って、大変ですが楽しいです。
ウチの病院はもともと、精神科単科の病院ですが、いま内科病棟を作っています。
その工事が終わりました。
多少の残工事はありますが、基本部分は完成し、後は保健所の検査を残すのみです。
ほぼ完成した新しい病棟を見ていると、「おお~・・・」と思います。

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思えば一昨年。
12月に駆け込みで一般病床の取得に走りました。

ご存じない方のために説明しますと、病院のベッドというのは、誰でも好きなように作れる訳ではなく、県の許可がいります。
そして、医療は政策と深く関わるので、県内全体のベッド数と言うのは、きちんと管理されています。
具体的には、2次医療圏という圏域(当院の場合は尾張西部医療圏と言い、稲沢市と一宮市で構成されています)に一般病床がいくつ、精神科病床がいくつ・・・と割り当てられていて、簡単に言うと欲しい人(病院)が手を上げてそのパイを取り合うという仕組みです。
私としては、過去の経験から、当院でも内科病棟の必要度は高く、自分が内科医と言うこともあって、どうしても内科病棟が欲しい、いつかは内科病棟を・・・と狙っていたのですが、たまたま平成27年秋に「一般病床に空きができた」という情報を得たので、獲得に動いたという訳です。

申し込みの締め切りまで時間がない中を、懇意にしている山田設計さん(稲沢市)に無理をお願いして、ほぼ1ヶ月で基本計画(大雑把な建築図面)まで形にして、提出。併せて、県の健康福祉部や保健所のご指導を仰ぎつつ、医師会長の先生方にもご挨拶に伺い、計画の説明をしたところ、幸いにも快くご理解頂くことができました。その後も色々ありましたが、概ね計画通り認められ、めでたく認可が下りました。それが平成28年の2月頃でしたでしょうか。
そこからは建築業者の選定です。

この時は、本当に不思議な縁としか言いようがない出会いで清水建設の方々と知り合うことになり、その全員が「これは」と思わせてくれる人物だったので、これはもう清水建設という会社の良さだろうと思い、清水建設にお願いすることにしました。
結果として、この勘は当たりました。本当にいい仕事をしてくれました。
こうして建築業者の選定は滞りなく済み、実施設計に入りました。実施設計に入った頃は、「本当に出来上がるんだろうか」と思ったものですが・・・・。

清水建設始め、工事関係者の皆さんのご協力もあって、工期の遅れもなく順調に進みました。
清水建設内部の検査、設計事務所の検査、消防の検査は無事終了し、本日、施主としての完了検査を終えました。
あとは保健所の検査を経て月末に引き渡しを受ける予定です。
竣工式と内覧会は10月に予定していますが、関係の皆様方にご披露するのが今からもう楽しみです。

実際の稼働は11月からの予定です。
念願だった内科的治療と、難病の方の受け入れを、いよいよ当院でも始めます。