3日前から五輪柔道が始まりました。
大学で柔道部に入ってから、オリンピックや世界選手権、嘉納杯、福岡国際など国際試合はかなり頻繁に見ています。
今回の注目は、女子の松本薫選手。寝技が得意な上に、とにかく足技が粘っこい!それに、本当にしつっこい柔道をしますね。おまけに、無限とも思えるスタミナ。不十分な組手でも足技からガンガン技をかけまくるし、なにより闘志をむき出しにした、あの野獣のような目つき。TVでさえあの迫力ですから、実物を前にしたら試合前に〈参った〉しそうです。畳の上では絶対に相手にしたくないタイプですね。
この姿勢は、全ての日本人選手に真似して欲しいです。

きっと何かやってくれると期待していたら・・・見事にやってくれました!金メダルおめでとう!!
勝った直後のくしゃくしゃの泣き顔が可愛かったです。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

ところで、今回はお粗末な旗判定のやり直しがありました。あれは審判も悪いですが、むしろ頻繁に余計な口出しをしてくるジュリーが諸悪の根源だと思います。国際大会の審判のレベルは、近年大分上がってきていて(松本選手の決勝戦がいい例です)、篠原選手の時のような明らかな誤審は少なくなっています。海老沼選手の技を〈有効〉として判定した主審の判断をそのまま容認していれば(あれは、背中はついていなかったものの、勢いがあり技のかかり具合もあり、通常なら〈有効〉を取っていいレベルだったと思います)、そのままゴールデンスコアで試合終了となっていたと思います。
それをジュリーが覆し、リスタートの時も混乱で2度3度〈待て〉。これでは選手が可哀想です。
オリンピックの時は、いつも運営側の不手際があって、毎回後味の悪い試合がいくつかあります。何とかしてほしいものです。

こんなことにならないよう、剣道はあまり国際化しないでほしいですね。
スポンサーサイト
インターネットの普及で、医学・医療の情報が、自宅で手軽に安価に、かつ多種多様に手に入るようになりました。インターネットがなかった時代は、「家庭の医学」なんていう大きな本で調べていましたね。

そのおかげで、患者さんたちも色々と情報を入手してきますし、そもそも受診の動機が「ネットで調べて」という方もかなりの数に上ります。
睡眠外来などでは、元々ある程度調べて勉強している方が結構多いので疾患や治療の説明もある程度やりやすくて、メリットがある半面、いいことばかりではありません。


しばらく前にこんなことがありました。
その日初診したのは、60代の女性。
少々ぽっちゃりした顔立ちですが、あまり元気がなさそうです。
「おはようございます。今日はどうされました?」
「どうも少し前から何となく具合がよくなくて・・・頭がぼーっとして・・・」
「痛いですか?」
「痛くはないんだけど、なんだかもやもやして・・・・インターネットで『もやもや病』ってあったので、それじゃないかと思って・・・」
「・・・・(* *;)」

脳外科や神経内科の医師なら、同じ経験ある方も多いんじゃないでしょうか。

「もやもや病」とは、脳血管造影という検査で、血管の走行が「もやもや」して見えるからそういう名前になっただけで、「頭がもやもやする」という病気ではありません。まぁ、半分は笑い話です。
「パニック障害」でも似たようなことが起こります。簡単に言うと、一定の条件下で「パニック発作」を起こす精神科の病気です。これも、日常会話でいう「パニック」とは全く内容が異なりますが、「この前○○していて頭が真っ白になってパニックになった」と受診される方がたまにいらっしゃいます。

ただ、こういう方に、「勘違いですよ」ということも説明するのも気を使います。プライドを傷つけないように、かつ笑い話に収める・・・。話術が必要ですね。
睡眠外来では、不眠をはじめ、いびき、無呼吸、寝言、昼間の眠気など様々な症状の患者さんが来院されます。

その中で、最近20~30代の若い方に、明らかに生活の乱れが原因、という方がやけに多いのが気になります。
生活パターンを詳細に聞いていくと、どう見たって仕事の影響はないのに、布団に入るのは1時、2時。睡眠時間は明らかに6時間を切っていて、それで「昼間眠いんです」って・・・そりゃ眠いですよ。

驚くのは、それで寝不足だと言う認識がないこと。
「睡眠時間が足りていません」と言うと、「えっ?」と言う顔をされます。特に10代後半とか20代前半で、やや男性に多い印象です。
中には就学前のお子さんの就寝時間が23時で「遅すぎます」と言うと驚く20代のお母さんも。
自分が中学生ぐらいの頃から普通に夜更かしをしていたせいか、子どもに夜更かしをさせている意識が薄いようです。
「子供の内は、8時間では短いです。もっとたくさん睡眠をとらせて下さい。でないと、脳や体、心身の発達に悪影響がありますよ」
と言うのですが、いまいちピンと来ない様子です。

そういう場合、睡眠日誌を書いてきていただきます。1ページ1週間分で4週間分お渡しするのですが、3日ぐらいしか書いてこない方も。夏休みの宿題宜しく、間際になって慌てて日記付けました、ってことがバレバレです。
自分がいかに乱れた生活をしているのかわかってもらうために書いて欲しいのに、そういう人に限って深刻味が乏しく、ちゃんと書いてくれないんですよね・・・。

どこか他人事みたいで、モチベーションも低いので、結局他力本願。安易に薬を要求してきます。
「依存性が高いので精密検査しなくちゃ出せません。そもそも、その前に生活習慣を改めるのが先です」
「はぁ・・・。で、結局薬は出してくれないんですか?」
悩ましいことです。

てなことを書いているうちに、私が眠くなってきました。

では、明日の朝まで、おやすみなさい。
7月に入って、大分暑くなってきました。
まだ本格的とは言えないようですが・・・。

尾張西部は海抜が低い(いわゆるゼロメートル地帯)せいか、夏はやたらと蒸し暑いです。


うちの病院も、構造上直射日光のあたる部屋が多くて、しかも高齢者がわんさか。
熱中症が怖いです。しかも節電しないといけないし。

自分はいいけど、寝たきりのお年寄りたちは、暑くても避難できないしな・・・。
さりとて、あまり冷房使いすぎても電力食うし、電気代かかるし、温暖化するし・・・。
しかもハードウェア上の制約で夜は冷房使えない・・・。

ああもう、病院丸ごと建て替えるぐらいのお金が空から降ってこないかな~・・・非課税で。