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今年の日本神経学会は九州大学の主管です。
会場は福岡国際会議場。
福岡県は10年以上前に旅行に行って以来です。
しかも、福岡には大学時代の同級生、M君が開業しています。
大学卒業以来ですから、かれこれ18年位のご無沙汰です。
地元の上手いものを食わしてくれと頼んでおいたのですが、
水炊きの美味しい店に連れてってくれました。
何でも、博多で一番の老舗だということです。
久留米の医療事情なども聞きつつ、気さくな仲居さんにも薀蓄を教えてもらいながら
美味なる水炊きに舌鼓を打ちます。
生まれて初めて食べましたが・・・・美味かったです(M君、有難う!)。

せっかくの九州、学会だけで済ますのはもったいない。
てことで、博多にいる間、1日抜け出して少々観光してきました。
睡眠学会の試験は終わってしまいましたが、やはり学問と言うことで、太宰府天満宮へお参りです。
受かっていますようにとお祈りの後、平尾台へ向かいました。
そこの、千石鍾乳洞に行ってきたのですが・・・これが凄い!!

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駐車場は、うら寂しい雰囲気で、正直「大丈夫か・・・?」と思わせる佇まい。
昭和の匂いがぷんぷん漂います。
そこから階段を数分下ると、入り口につきます。小規模ながら土産物店も。
入り口に鍾乳洞全体の概略図が載っています。
入口の説明
入場券を売ってくれるおねーさんに聞くと、
観光で行ける最深部は、サンダル履きで水に浸かりながらでないと行けないというではありませんか。
面白そうです。ゴムのサンダルを借りて、ジーンズをまくりあげ、いざ突入です。
しばらくは、よくある感じの鍾乳洞(それでも面白いですが)。
500m弱の所で、いよいよ水に浸かります。冷たい・・・。
冷えるのを我慢して奥へ進みます。
狭い通路

時々、すれ違う人が「この先凄いッスよ」などと声をかけてくれます。
そしてついに、照明の切れる場所まで来ました。
行き止まりの看板                   電灯なし

この先は真っ暗です。フラッシュをたいて撮ると、こんな(↑)感じです。


まさに冒険!
鍾乳洞を出た後は、冷えた身体に温かい太麺のそばが染みわたります。
鍾乳洞のそばのそば


この日の夕食は友人宅に呼ばれていたので、開通間もない九州新幹線に乗り、久留米まで足を延ばしました。
九州新幹線・つばめ         久留米駅 夜景

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そして、博多に3日滞在の後は、少々足を延ばして湯布院へ。温泉でリフレッシュです。
最初、楽●で宿を取ったのですが、1週間前、M君と電話した時・・・

「お前、いつまでおると?」
「3日福岡にいて、その後湯布院」
「お前のことだ、どうせ安い宿取ったっちゃろ?」
「うん、まぁ・・・楽●で」
「あんた、何しよぉと!嫁さん九州初めてなんやねーと?」
「あぁ、初めてだって言ってた」
「お前・・・そらいかんばい!せっかく初めての九州なんやき、もっとええ宿取ったりーちゃ」
「そーか?」
「嫁さんは大事にせないかんばい!俺がええ所見つけちゃーき」
そう言ってM君が見つけてくれたのは、老舗のKという旅館。
さすが老舗と言う佇まいです。部屋と良い食事と言い風呂と言い、すばらしかったです。
翌日、湯布院の街中で食べた十割そばも美味でした。

いやー、九州いいです。

小牧空港を使えば意外に便利なことも新しい発見でした。
まだまだ見たい所もたくさんあります。また行かなくては。
M君、今度はもつ鍋を食わしてくれ!
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2014.05.14 失神
救急外来には発作性に意識消失を起こした患者さんが良く運ばれてきます。
そう言う人は大体神経内科にお鉢が回ってきます。
迷走神経反射による失神、てんかん、不整脈による失神などが多いでしょうか。

ある日の外来。
昨夜、意識消失のため救急外来へ搬送されたという方が受診されました。
検査は一通り問題なく、搬入後は意識もしっかりしているため、「明日神経内科を受診するように」と指示され帰宅と相成った由。
患者は60前の男性で、喘息で近所のクリニックに何年も通っているとのことで、ご丁寧に紹介状まで持ってきてくれました。こちらへ来る前にわざわざかかりつけ医へ寄って、紹介状を貰ってきてくれたようです。
身体が大きく、声が大きくて良くしゃべる人です。紹介状にはCOPDと書いてあり、なるほど口から煙草の匂いがします。

話を聞くと、激しくせき込んだ後の失神で、以前にも何度か同じようなことがあるとのこと。
その他倒れた時の状況を詳しく聞いて、おそらく咳嗽性失神だろうと当たりをつけます。
ただ、「全身がぴくぴく震えた」と言うので、一応てんかんの可能性を考え、検査へ。

その間に、外来に置いてある「神経内科ハンドブック」をひもといてみました。すると・・・

「30~50代の男性で、COPDの既往があり、過度の喫煙、身体が大きく肥満、陽気な性格の人に多い傾向」
と書いてあるではないですか。


確かに、、少し大柄で肥満体型、一見して「ドン!」と言うボリュームたっぷりの人です。
話し方からしても、まぁ押しの強いタイプです。
検査から帰ってきて、いろいろ話をする中で普段どんなキャラだと思うか聞いてみたところ、
本人やご家族からも「陽気」だとの答え。

恐ろしいほどに当たっています。すごい・・・。
幸い、他の検査には異常がなかったので咳嗽性失神の典型例ですねとお答えして、
紹介状のお返事にもその旨を記載して無事帰宅となりました。

いやはや・・・昔の人の観察眼に敬服するばかりです。


参考文献:神経内科ハンドブック 第4版 編集:水野美邦 医学書院 p。252
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