上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
前々回のUSJ絡みの記事でBTTF(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をこのように略すのだそうです)を話題にしました。
そのBTTFで、マイケル・J・フォックスが、デロリアンに乗って「バック」した「フューチャー」が、昨日――あっ、もう一昨日になってしまいました――2015年10月21日でした。

それに絡んで、色んなニュースやイベントが行われているようです。
マイケル・J・フォックスも、CMや会見などに登場したとのことで、一部映像がTVで流れていました。

その映像を見て、お気づきになった方もいるかもしれません。
少し身体をくねらせるような、奇妙な動きをしています。
「ジスキネジア」と言って、パーキンソン病の治療薬の副作用でよく見られる不随意運動です。
そう、彼はパーキンソン病です。

アトランタ五輪で聖火の点火を行った、元プロボクサーのハメド・アリもパーキンソン病です。震える手で点火していた映像が印象的でした。


****************


神経内科の病気は、知名度で言えば結構マイナーなのですが、割と有名人がかかっています。

ちょうど2ヶ月前の8月23日、落語家の林家こん平師匠が、11年ぶりに公の場に姿を現したとしてネット上のニュースになっていました
そう言えば、いつの間にか笑点から姿を消していましたね。多発性硬化症だったそうです。
多発性硬化症も、バリバリの神経内科疾患です。

昨年、他科の医師に、全く個別に2回、多発性硬化症と筋萎縮性側索硬化症を混同されて、医者ですらこんなもんなのか・・・と寂しい思いをしました。他に、結節性硬化症と言う病気もあって、混乱するのは確かなのですが・・・。

さて、この筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、去年から何度も記事にしています。
この所、野球選手や女優さんがALSの普及活動に力を入れてくれて、こちらとしては嬉しい限りです。
有名人では、スティーブン・ホーキング博士(他疾患説あり)の他に、クイズダービーでおなじみ、仏文学者の篠沢秀雄教授や、毛沢東、それに米国の野球選手ルー・ゲーリック。私はこの選手を知りませんが、かの国では相当の有名人だそうで、米国内ではALSをルー・ゲーリック病と通称するんだそうです。
先日、PL学園が春夏連覇をした1987年に捕手で活躍した伊藤敬司さんと言う方がALSで亡くなったそうです。46歳と言う若さでした。

*****************

1リットルの涙で登場する主人公の女性は、多分マチャド・ジョセフ病だそうです。
私は読んでないのでわかりません、同僚の話の受け売りです。


その他、ロナルド・レーガン元アメリカ大統領はアルツハイマー病です。
大原麗子はギラン・バレー症候群でした。同じ病気を患った人に、安岡力也、釈由美子・・・もう1人。
デューク・東郷もその1人です。

デューク・更家じゃないですよ。デューク・東郷です。
えっ、そんな人知らない?
超有名な国際的スナイパーと言えばわかるでしょうか。
ま、架空の人物ではありますが・・・。

知らない人は、検索してみてください。

今日はこの辺で。
スポンサーサイト
今年のノーベル医学・生理学賞は、大村 智さんとのことです。
おめでとうございます。


名前を見た時は、「おっ、日本人か。すごいなぁ」ぐらいにしか思わなかったのですが、その業績を見てびっくり。
なぜって、授賞理由が、イベルメクチンの元になる物質を発見し多くの患者を救ったと言うものだからです。

****************

イベルメクチン。
オンコセルカ症やリンパ性フィラリア症の特効薬だと報道されています。
日本ではそう言った寄生虫感染症は、現在ほとんど見かけません(日本でも20世紀半ば頃まではフィラリアの一種であるバンクロフト糸状虫によるリンパ性フィラリア感染症が存在し、像皮病と呼ばれていました)が、イベルメクチンは結構使われています。
ウィキペディアなどを読むと記載されていますが、ダニ感染症である疥癬の治療薬としても使われるのです。
余談ですが、「疥癬」だなんて、もはや一般の方にはほとんどなじみのない病名でしょう。
戦後を知る世代だと懐かしい病名かも知れません。
ですが、今でも頻度は少ないながら全国どこででも起こり、病院や介護施設の関係者にはよく知られた感染症なんです。
つまり、国内でも思いっきり現役で使われる薬だということです。

余談ついでにもう一つ。
TV報道では、イベルメクチンを「抗生物質」としている局が多かったのですが、ちょっと待った。
一般的に、抗生物質は細菌などの微生物をやっつける薬に使われる用語で、寄生虫の薬には不適切です。
我々は「駆虫剤」と呼ぶことが多いですが、なにしろ「抗生物質」はやめて頂きたい。
・・・まぁ、細かいことですが。


話を元に戻しましょう。
実は私も、病院の中で何人もの疥癬患者が発生したせいで、つい最近までこのイベルメクチンを結構頻繁に処方していて、かなりお世話になった薬だったんです。

そう言うことがあったので、イベルメクチンの発見に寄与したなどと言われると、「おお~~~っ」ってなる訳です。


それともう一つ。

各種の事前予想をネットで見てみると、ほとんどノーマークだったようです。
そりゃそうでしょうね。
再生医療とか分子遺伝学など、最近流行の、まさに最先端分野とは全くかけ離れていますから。
そう言う人がノーベル賞を貰ったと言うのは、昨今の科学界やマスコミの風潮を嘲笑っているようで、痛快です。
定時制高校の教師をやっていたとか、地方大学出身者だとか、北里研究所(=私立)で業績を上げたとか、痛快な部分は他にもあるのですが、まあ置いときましょう。


そんな訳で、我々も間接的に大~~~~いにお世話になっている先生だと言えます。
とにもかくにも、大村先生の功績を大きく称えたいと思います。

****************

・・・等と言っていたら、投稿直前に、物理学賞でも日本人が獲ったと言うではありませんか。
梶田隆章さん、ニュートリノの質量を発見した人だとのことですが、この方は去年も事前予想に上がっていましたね。
そりゃそうでしょう、素粒子物理学の常識をひっくり返した人です。当然の結果ですね。
おめでとうございます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。