考えてみると、4年前にも記事を書いていたので、ふと気づいてみると、このブログをはじめてからもう4年も経ってしまったのですね。

リオ五輪が始まりました。
工事の遅れなどいろいろ問題視されていましたが、とりあえず概ね問題なく始まったようです。

いきなりのサッカーの敗戦は、まあ折り込み済みとして。

水泳の萩野・瀬戸両選手の金・銅メダルは、良かったですね。
両者の関係には、本当にすがすがしいものを感じます。
1・2フィニッシュじゃなかったのが惜しまれます。


それにしても、体操・男子団体はすごかったですね!
予選ではミス連発、内村選手は今回も歓声に邪魔されたのか落下したし、「団体で金を取るためには、予選トップ通貨が絶対条件」という話だったので、それが4位発進ということで、正直、絶望的かと思っていたのですが。
白井選手なんて、まだ19歳。4年後の東京五輪でも主力で戦えますね。
その頃、内村選手は31歳。さすがにもう、ピークは過ぎているかもしれません。
5人並んで「君が代」を効いているシーンは、とても感動的でした。
しかも、今回の君が代が、スローテンポでいいですね。いつも速過ぎるんで。

今日のワイドショーの解説に、森末や池谷など、懐かしい顔も見られました。
池谷幸雄・直樹兄弟なんて、すごく好きだったんですよね・・・。

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柔道部出身者としては、やっぱり柔道が気になります。
近藤選手の銅は、正直、個人的には予想通りですが、中村美里選手が銅だったのが残念。
せめて銀ぐらいまでは行くんじゃないかと思っていたのですが。
ただ、田村(谷)選手や野村、吉田・古賀、井上のような安定感はなかったので、正直な所、金はどうなんだろうと思ってはいました。
思えばあの辺りの人たちは本当に抜群の安定感でした。
テレビで見ていても「これは負けない」と思えたから、実際に対戦している相手は本当に怖かっただろうな。

73kgの大野選手は、あまり注目していなかったのですが、金が取れてよかった。
中量級はパワーとスピードのバランスがいい分、見ていて面白いのですが、その分世界のレベルも高くて、とても厳しいんで。
しかも、すごく冷静というか、感情を表に出さないところも好感でした。
礼の仕方も丁寧でしたし、勝っても飛び跳ねたりしないところが、本人も言っていたとおり、美しかったです。

個人的には、“野獣”松本選手が銅だったのは残念!
あの気迫は応援していたのですが。返されることを恐れない度胸と、どでかいスタミナを基盤とした、闘争心むき出しの超攻撃型柔道で(しかも、バランスが良くなかなか倒されない)、足技が粘っこく上手いところも好きだったし。立ってよし、寝てよしのオールラウンダーだったので、今回も期待していたのですが。

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柔道は、もはやJUDOになって、日本が生み出した講道館柔道とはかなり違うものになってきていますが、ルール改正によって、全体的にはいい方向に向かっている気がします。
総じて、他国の選手が良く組み合うようになったので、柔道らしい柔道が見られるようになったのはいい傾向です。
それと、寝技をじっくり見るようになったのはでかいですね。
地味で、素人には分かりにくいんでしょうが、柔道の試合で寝技の時間が短いのはどうしてもいけません。審判のレベルも上がってきたのでしょう。
今のところ、妙な判定もなさそうです。
ビデオ判定の導入や、旗判定の廃止なども、結果的にはいい方向に働いているんじゃないでしょうか。
ただ、時間無制限というのは、選手にとってはあまりにも過酷な気もしますが。

足取りの禁止は、2014年から全面禁止になったので、そのルールでは今回が初めてのオリンピック。
肩車や双手刈りが消えたのは残念ですが、妙なタックルや苦し紛れのへんてこりんな技寄りと買ったんじゃないでしょうかね。
中には、流れで偶然手が相手の足に触れてしまったために、反則負けになってしまった気の毒な例もありましたが。


今日は、大野選手とともに、もっとも金に近いと言われる81㎏級の永瀬選手。
ただ、本当にオリンピックは何があるのか分かりません。
頑張ってほしいです。

あと、パラリンピックの柔道部門で夫婦で出場する、廣瀬悠・順子両選手も注目しています。
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今日は、病院で嬉しいことがありました。

登場人物のイニシャルが全部Nなので、今回は一応仮名でお送りします。

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昨年、当院の創立者でもある私の父が他界したのですが、その前に一時期当院に入院させて、治療をしていたことがありました。別に精神疾患ではなかったのですが、私の専門分野の病気であったことや、近くで看病できた方が何かと便利だったという事情もあったので。

ただ、正直なところ、当時は「元上司を看護するなんて、病棟の看護師たちはやりにくいんじゃないだろうか」と思っていました。以前に散々ど叱られた上司のおむつを替えたり食事介助したりするのが、どうなんだろうと思っていたのです。しかし、後になって「会長先生のお世話ができて良かった」と言ってくれました。その時は本当に嬉しかったものです。

さて、入院治療がひと段落して退院する際、「いつか病棟で役立つかもしれない」と、父が使わなかった衣類やおむつなど、いくつかの物を病棟に残していきました。

そして今日、ある病棟で、中田というベテラン看護師が、
「先生にどうしても見てほしいものがある」
と言って、見せてくれた物がありました。
それが、父の残していった衣類を再利用した、車いす用のシートベルトです。
それを締めていたのは、野村君という、長期入院の患者さんです。
知的障害を合併していて、とにかく不穏が強いため、なかなか隔離室から出られない重症患者です。
車いす上でも暴れるため、どうしてもシートベルトが必要なのですが、既製品のシートベルトは、腰だけのものだと彼の体動を十分に抑えきれず、かといって肩まであるシートベルトは、高くて購入できない。
中田さんは、その野村君の担当で、「何とか隔離室から出したい」という一心で、手縫いでそれを作ったのだそうです。
「大先生のを再利用しました。頑丈で手触りもいいし、とてもいいんです。手縫いで大変でした」
と笑っていました。
確かに、手触りがソフトで、そのうえなかなかしっかりしていて、既製品のシートベルトよりよほどいいんです。

病棟の看護師が、患者さんを少しでもいい環境に置きたいとの一心で、わざわざ手間をかけてそういうグッズを作ってくれたこと、父が使わなかったものを再利用してくれたことが、とても嬉しかったです。

さらに、「大変だったでしょう」と聞いた時の答えがまたいいんです。

「私がこれをしている間、他のスタッフに仕事を変わってもらったりして、迷惑をかけました。それでも何も言わずに許してくれた、病棟スタッフたちのおかげです」
そう言われた、「他のスタッフたち」は、照れくさそうにしていました。
嬉しかったので、どこかで自慢しようと思い、「それ、貰った。どっかで吹聴してくる」と宣言しておきました。
どこか講演会の場ででも自慢しようかと思っているのですが、待ちきれないので、こうしてブログに載せてしまいました。

作り話でも何でもありません。
ウチはいいスタッフに恵まれました。