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山中教授がiPS細胞の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞しました。
まずはおめでとうございます。
いや、個人的面識はないんですが、やっぱり日本人が受賞するのは嬉しいです。

周囲(再生医療に携わる、准教授・教授クラス)からは、「間違いなく受賞するよ、問題は何年先かだけ」と聞いていましたが・・・やっぱりうれしいものです。

これで再生医療の研究に弾みがつくと巷では囁かれています。
まぁ、医学技術ってそんなに簡単なものじゃないので、そう簡単に話が進むとは思えませんが・・・
それでも、来年からは加齢黄斑変性症での臨床試験が始まるとか。
変性疾患の多い神経内科領域で治療法の開発に弾みがつくと良いのですが。

中でも、ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、どうにかなって欲しいものです。
この病気、本当に悲惨で、かつ予防法も治療法も、全く皆無という恐ろしい病気で、私個人は癌よりも恐ろしい病気だと思っています。癌も嫌ですけど。
癌の場合は、それでも姑息的手術と言う方法もありますし、末期になるまでは数年ほど余命が残されているケースもあります。それに、脳や骨など一部の癌を除けば、よほど末期でなければ日常生活の能力自体はあまりやられません。
ところが・・・ALSでは、主症状が「呼吸筋を含めた筋力が弱る」というものなので、残り時間で旅行を楽しむことすらままなりません。それどころか、日常生活すら週~月の単位でどんどんできなくなっていきます。
更に、自覚症状が出てから1,2年ほど(下手をすると半年ぐらい)で完全寝たきり&人工呼吸器装着となってしまう上に、基本的には意識も知能も侵されないという、とんでもない病気です。
13,4年ほど前でしょうか、リルゾールという薬が認可されました。病気の進行を遅らせる効果がある、ということだったのですが、これまた「海外では効果が出たけど日本での臨床試験では効果がはっきりしなかった、しかも副作用で筋力低下を起こす可能性まである。でも他に方法がないから全例登録を条件に認可する」てな経緯で認可が下りたと言う、それほど対処法のない病気なのです。

こんな恐ろしい病気なので、世界中で治療薬の研究が盛んに行われているのですが・・・ここ数年でも、20~30ぐらい臨床試験が行われていますが、軒並み効果が出なかったり副作用でコケています。日本発で期待していたエダラボンもダメでした。とにかく、治療法が見つかる気配すらないと言った状況です。
近年、TDP-43という蛋白の異常な蓄積が病態に関わっているらしいと取り沙汰されていて、病態解明が一歩進むかなとも思っているのですが・・・。

神経系では、現在脊髄損傷患者で応用を検討されているようですが、
脊髄損傷以外の神経変性疾患でも、iPS細胞による再生医療が早く実現してほしいですね。
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