スキー・ジャンプの竹内拓選手が、難病を公表しました。チャーグ・ストラウス(Churg-Strauss)症候群。
この病気、アレルギー疾患の一種なのですが、筋肉や神経の障害を来すことがあり、神経内科でもよく扱います。
そもそも患者数が少ないので、診断の候補に挙がることがあまりなく、なおかつ喘息とかしびれとか全く関係なさそうな所に症状が出てくるので、診断が難しいのです。
診断の際にも神経生検を必要とすることがあり、これは神経線維自体をプチッととってきて、それを顕微鏡で見るという検査方法です。「生検」自体は肝臓や腎臓、胃や大腸などでもよく行われますが、こと神経に関しては、大なり小なり痺れの後遺症を残す事が多く、他の臓器ほど積極的には行われません。
私も、研修医時代に1人担当したことがありますが、診断がつくまでに何年もかかっていて、しかも病気の症状として筋力低下や強い痺れがあるので、かなり苦しんでいました。
更に、この症候群、治療の基本はステロイド剤なのですが、当然オリンピック選手ともなればドーピング検査がある訳で、使える薬もごくごく限られるでしょう。そう言う状況で、オリンピックに出ること自体、素晴らしいことです。その上で、きっちり銅メダルに貢献するとなると・・・凡人には想像できないほどの苦悩と努力があったればこそでしょう。
それを知っていたからこそ、葛西選手も涙したのでしょうね。

日の丸飛行隊に大きな拍手を送りたいと思います。

その他にも、好成績を残した選手、全力を出し切った選手、涙をのんだ選手、悲喜こもごもですが・・・国の代表としてオリンピックに出るだけでも本当に凄いことです。

竹田恒泰氏が「負けて『楽しかった』などあり得ない」と言う発言で波紋を呼んでいます。
確かに、国費(=税金)を投入しているので言いたいことはわからなくもないですが・・・。
それを言うならもっと国費を賭けるべきだし、個々の選手にしてみれば「この程度の援助でそんな大きなこと言われる筋合いはない」と言いたい所でしょう。そもそも、国のために苦しい練習を積んで競技している訳ではありませんし、勝っても国家が何かしてくれる訳ではありません。
結果が出なかったからと言って責めるのは酷でしょう。そもそも、楽しむ気持ちでやらなければ勝てないと思います。

まぁ、こんな発言を含めて、外野は好きなことを言いますが・・・とにかく、悔いのない試合をして欲しいものです。
全ての選手にエールを送りたいと思います。
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