以前の記事で、「寝台車・・・死んだ医者」という言葉遊びのネタに触れましたが・・・。
3月14日のダイヤ改正で、ついにブルートレインの定期運行がなくなってしまいました。
鉄道好きな私としては、寂しい限りです。
新幹線や飛行機と比べて時間はかかるけど、あの旅情が好きだったのに。
去年、学会にかこつけて「あけぼの」に乗っておいて良かった・・・。

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JR東海がリニアを作っていますが、新幹線だ飛行機だリニアだと、スピードがどんどん速くなるにつれて、旅の情緒が失われている気がします。
新幹線でも、食堂車があった頃は「旅」って感じがありましたが、もう今は完全に「交通手段」です。
昔のお茶の容器も如何にも「旅」って感じだったのに。

旅の中で、食事の占めるウェイトは大きいですよね。

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江戸時代、街道の整備や貨幣経済の発達、おかげ参りブームや出稼ぎなどで旅行する人が増え、それに伴って街道沿いの宿泊施設や飲食店が発達しました。もちろん、その頃の交通手段は「徒歩」です。
自分の足で歩くわけですから、当然お腹もすきました。
そういう時、当時の人は「『ひだる神』に取り憑かれた」と言ったそうです。
ひだる神とは、人を空腹にさせる神で、道行く人にふらりと取り憑く、行合い(いきあい)神の一種だったそうです。
歩いている途中で、不意に取り憑かれて、急に身体の力がだらりと抜けることから、「だり神」とも。
医学的には低血糖状態だったのでしょう。
語源的には、「ひだる神」=「霊(ひ)だらり神」だったとのこと。

で、その頭の「ひ」を取って、
「ひ」文字→「ひもじい」
という、女房言葉になったそうです。
「杓子」→「しゃもじ」
と同じですね。

てなことを書いていたら、私もひもじくなってきました。


空腹では寝付きにくいですが、もう遅いですから果物ぐらいにしておきましょう。
寝る前のひもじさには、バナナが良いですよ。



参考文献:「ひととき」2015年1月号 p.11
 旅ことばの旅(45)/中西 進・著 
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